社会保険料の仕訳・納付

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◆社会保険料の仕訳・納付

◆社会保険料の仕訳・社会保険料とは?

 社会保険料とは、「健康保険料」「厚生年金保険料」「介護保険料」「児童手当拠出金」などの保険料、及び広い意味では「雇用保険料」「労働者災害補償保険料(労災保険料)」などの「労働保険料」を含めた給与から差し引かれる保険料の総称を示す用語じゃ。

 社会保険料は、被保険者本人である従業員と会社が指定されている割合を負担し納付を行うことになっておる。

 尚、実際の保険料の納付業務は会社が個人に代わって一括で納付をする事になっており、それぞれの負担金額に沿った科目で仕訳を行う必要があるのじゃよ。

■社会保険料の英語読み(会計用語)
Social insurance premium

◆決算書(財務諸表)における社会保険料の表示科目

【決算書の表示区分】
損益計算書の勘定科目
PL(プロフィット&ロスステートメント)
貸借対照表の勘定科目
BS(バランス・シート)

 社会保険料の仕訳は決算書(財務諸表)の中の損益計算書に区分される勘定科目の一つです。

 尚、会社側が負担する社会保険料は「法定福利費」として勘定します。

 また、本人負担分の社会保険料に関しては、給与から天引きし、納付期限までの期間を「預り金勘定」もしくは「社会保険料預り金」で処理します。

【勘定科目の区分】
資産
負債
純資産(資本)
収益
費用

 社会保険料等の勘定は「費用の部」に区分される勘定科目です。

◆社会保険料の仕訳例

@社会保険料の仕訳事例(雇用保険)
雇用主負担分、従業員負担分の1年分の概算社会保険料(雇用保険)200万円を会社の普通貯金口座から支払った。その内、従業員負担分は18万円である。
借方科目金額貸方科目金額
法定福利費1,820,000円普通貯金2,000,000円
立替金180,000円  
事前に立替金で計上していた雇用保険料を毎月の給与支払い時に差し引いて回収した。
借方科目金額貸方科目金額
給料手当240,000円普通貯金236,000円
  立替金4,000円
A社会保険料の仕訳事例(給料・給与)
従業員の給与40万円を支払う際に源泉所得税53000円、住民税10000円、社会保険料19000円を給与から天引きし現金で支払った。
借方科目金額貸方科目金額
給料手当400,000円現金318,000円
  源泉所得税預り金53,000円
  住民税預り金10,000円
  社会保険料預り金19,000円
給与から天引きした源泉所得税53000円、住民税10000円を翌月現金で納付した。
借方科目金額貸方科目金額
源泉所得税預り金53,000円現金63,000円
住民税預り金10,000円  
給与から天引きした社会保険料預り金19000円と会社負担分を合わせた社会保険料が普通貯金口座から引き落としされた。
借方科目金額貸方科目金額
社会保険料預り金19,000円普通貯金38,000円
法定福利費19,000円  

 源泉所得税、住民税、社会保険料等は事業主が給与を支払う際に給与から天引きする形で徴収し納付することが義務付けられている金銭です。

 これらの金銭は一時的に預かっているものである為、決算の際には「預り金勘定」を用いて仕訳を行います。